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人文系をやっていない初対面の人に、国際私法という分野の勉強をしているといったら、「それって役に立つの?」とか「なんのためにやってるの?」とか聞かれることがある。
面白いことには、国際私法という分野の説明はすっとばして、法学部で法律の勉強しているのだといったら、だいたい「へーすごいね」といわれる。法律の勉強は役に立つからねえって。


そもそも「役に立つ」って何だろう? 「それって役に立つの?」と聞かれるの、まるで役に立たないものは存在してはいけないような気がしてくるが、当然そんなことはない。

なぜなら、わたしたちは役に立つから友達をつくるわけではないし、役に立つから家族になったりするわけではないからだ。
わたしたちは、実に多くの「役に立た」ないことをしながら生活している。

このことに気付くのは重要である。しかし。

それはわたしが大学で勉強をする理由や、本を読む理由にはなっていない…。

きっとこれからは、わたしも責任をもって外を向いて、役に立たないものたちのために理性的な言葉を尽くさなければならないのだろう。めんどくさいけど、もっともっと自分が勉強する理由を考えなくてはいけない。

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